『絵本』の楽しみ方…

5月中旬、“かとうけいこさん”の講演を聴く機会に恵まれました。
とても歯切れの良い語り口に、次第に引き込まれていきます。
「絵本がどうこう…」のお話ではなく、
「メモはしないで、しっかり聞いて下さい。」の注意の元、絵本をたくさん読んで頂きました。


選書の基準は「命や平和、愛情、心情…」等になっていたと思います。
直接的・大々的にそのテーマを掲げている訳ではありませんが…
同じテーマ(隠されたメッセージ)の絵本を選び、読んで頂来く事で比較ができます。
たとえば…
いのち・・・文字(言葉)で綴るか、少ない言葉としっかりした絵で描き継がれているか…
愛情・・・影で伝える? しっかり向き合って伝える? 表現の仕方の違い。
心情・・・言葉で表現出来る思い… 言葉ではどうしようもない悶々とした心の葛藤…
一冊の絵本にそれぞれのメッセージがありますが、読み比べる事でより深く感じることができます。
聞いている私にも伝わって来るものがあり、目頭の熱くなる事も…です。

絵本一冊一冊には作家の方の「メッセージ」があります。
そのメッセージを読み比べをする…という、
今までとは違った見方に気づかされるのは楽しいですね。

今回印象に残った“かとうさんの言葉”は
1:『考えてね』(対象年令や選書等、『自分で』考えることの大切さ等)
2:『読み合う』(読み聞かせではなく、大人と子どもで『一緒に』楽しむ)
3:『絵を読む』(文字を読むのではなく、絵を読む。絵でお話を語る)

『絵本の読み方・楽しみ方』(かとうけいこさんの講演資料より)
“絵本を子どもに読んでやらねば…”ではなく、“子どもと一緒に楽しみ・おもしろがって”ください。
何才向き…なんて気にしない! 絵本はみんなのものです。
今、解らなくてもいい……半年後、2年後に“あっ そうか!!”と、解る楽しさ・すばらしさ。
絵本の正しいつきあい方は、“ゆーくり、のーんびり”だと思うのです。
いろいろな子どもがいて、いろいろな絵本があり…楽しみ方もいろいろ。
文字読む、これは普通のこと、でも、絵本は“絵を読んでこそ絵本“なのです。
ひとりで読むのもいいけれど、 “みんなで読むからおもしろい!!!”
さあ、声に出して みんなでいっしょに!!

『絵本』の楽しみ方…ホントにそうですね。
2005年5月
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