『絵本セミナー』 に参加して

さとうわきこ氏:『 人生と絵本についての雑談』
ご自身の 『色々なめずらしい出会い…』のお話しから、
“子供の頃の出会い(絵本や人)の大切さ”を語れていました。

西村繁雄氏:『人とであって絵本ができる。』
田島氏と出会う事が、「絵本の世界」を考えるキッカケとなった。
自身の絵本を3期に分けてみると…
1:観察して描く。
「おふろやさん」「やこうれっしゃ」
ストーリーが苦手…「えんにち」の絵本を見て、文字なし絵本なら描くことが出来る。
苦手なものを無理して克服しなくても、好きなものを膨らませる。
目的(描きたい絵本、テーマ)をはっきりさせる。

2:観察と取材、作り方(切り口)へのこだわり。
『絵で見る日本の歴史」、「ぼくらの地図旅行」「絵で読む広島の原爆」「はらっぱ」
人をたくさん描く(生活を描く)事で、仕上がるのではないか。
客観的に 仕上げたかった。
『出会うべき人に出会って、仕上げる事の出来た絵本』である。

3:想像力、楽しく描く。
「ガタン ゴトン」「だんだんやまのそりすべり」
など、ギャラリーに展示されていた原画を観ながら、絵本作りへの「おもい」「こだわり」を話して下さいました。


垂石眞子氏:『絵本づくりと動物の話』
『リランとネコ』にスエーデンで出会い、文字は読めないがお話しは分かった。
その後も、疲れた時など気持ちを浄化、癒やしてくれる「絵本」であった。
絵本をつくる時の良い絵本とは、
「文字がなくても、読める。(お話しがわかる)」「大人も子どもも関係ない。」 と、思いをもっています。

1冊目「ぼく しごとにいくんだ(車の修理工場へ仕事に行く話)」
の絵本で基本的な事を学び、観察して描く事を学ぶ。
「ぼくびょうきじゃじゃないよ」で、、動物を描く絵本が始まり、
「ぼくのたからもの どこですか」「サンタさんからきたてがみ」と続いてきた。

「もりのふゆじたく:3冊セット」では、始めて自身で文(お話し)も書くが、
「絵のみ」で仕上げ、最後に少しの文字を入れる方法を採った。
『リランとネコ』のように「絵のみでもお話しが分かる様にしたかったから…」と、話されていました、

「月にミルクをとりにいったねこ」スエーデンの再話に取り組んだ中で、
「あきらめない事の大切さ。」を、知って欲しかった。
それは、自分自身にも同じ思いです。

「絵本」と「児童書」の間に位置づける本として「あつい あつい あつい」 をてがけ、
続きが出版される予定である事や、
オートバイなど機械部品観察も動物の毛並みの観察も似たもの?も、
今後に描いてみたいものの一つだそうです。
『観察する事が大好き!』観察する事をごく当たり前として話されていました。


新沢としひこ氏:「たいせつなたからもの」
笑いあり、涙あり?の、お話しに爆笑! とてもステキな、コンサートでした。
歌(詩)の中に等身大の私が居て、うなずいたり…涙したり…
1曲1曲が、心に浸みてきます。

    2003/10/18・19  〜八ヶ岳小さな絵本美術館にて〜

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